集合論およびその周辺分野のゆるセミナー
このセミナーは集合論やその周辺分野について、勉強したことや、まだ研究の芽段階の話題を共有する場として作られました。
研究したことを発表する場はKobe Set Theory Seminarや早稲田セミナーがありますが、もっとゆるい場を想定しています。
このセミナーはオンラインで開催しています。
参加を希望される方は後藤 (202x603x (at) stu (dot) kobe-u (dot) ac (dot) jp )まで連絡をください。
第4回
- 発表者
- 丹野 俊将
- 日時
- 2024年11月21日 午後5時 JST
- タイトル
- Solovayモデルにおける有向集合の分類
- アブストラクト
- 有向集合に関して, ZFCの下ではcofinal typeの比較においてTukey関係(Tukey写像の存在)が重要な役割を持つ. 今回の発表ではTukey関係をZFに一般化したpre-Tukey関係を導入し, 特にSolovayモデルにおいていくつかの有向集合の間のpre-Tukey関係を調べる.
- 前提知識
- 強制法の基本的な知識
第3回
- 発表者
- 藤田 博司
- 日時
- 2024年11月7日 午後5時 JST
- タイトル
- Solovayのモデルにおけるalmost disjoint family
- アブストラクト
- ルベーグ可測性に関するSolovayのモデルについて手短に振り返ったあと、SolovayのモデルにおいてMAD族が存在しないというTörnquistの証明を紹介します。
- 前提知識
- 強制法の基本的な定義と性質
第2回
- 発表者
- 後藤 達哉
- 日時
- 2024年10月24日 午後5時 JST
- タイトル
- ぽしゃった測度計算
- アブストラクト
- カントール空間からカントール空間への連続関数の空間に自然に測度を入れ、その性質を一つ見ます。これは発表者の研究で使えるかと思って調べたのですが、結局欲しかったもう一つの性質が成り立たないことが分かったため、ここで供養します。
- 前提知識
- カントール空間やルベーグ測度の基本的なこと
第1回
- 発表者
- 安田 泰智
- 日時
- 2024年10月3日 午後5時 JST
- タイトル
- 0=1とは?Kunenのinconsistency theoremとその発展
- アブストラクト
- Kunenのinconsistency theoremを示した後、その後の発展についてWoodinやGoldbergの仕事を紹介します。
- 前提知識
- 初等埋め込みの定義、定常集合の定義、HODの定義、Solovayのstationary partition theorem
情報
作成者:後藤達哉、作成日:2024年9月25日、最終更新:2024年11月19日